エコリフォームの無料相談|鎌倉,湘南,横浜,神奈川,茅ケ崎,藤沢,逗子,葉山|自然素材・無垢・無添加でつくる家、注文家具

食品・生活用品の添加物について(4)

エコ・リフォームとは直接関係ありませんが、アレルギーの原因物質はいたるところに存在しています。

食品添加物の危険性 食品添加物の使用目的と問題点

・農薬および肥料

農薬・化学肥料における環境汚染や食品の残留農薬の問題。

・ポストハーベスト農薬

主に、輸入果実において収穫後に使用される農薬の安全性に関する問題。貿易摩擦のなかで政治的に安全基準が変えられたりすることもあるだけに、注意が必要。ポストハーベスト農薬は食品添加物と考え
るべきもの。

・飼料添加物や畜産動物への薬剤

牛、豚、鶏などの畜産動物にあたえられる餌や成長促進、病気予防、治療のために使用される添加物・医薬品が、私たちの食品となった時点で本当に安全なのかどうかという問題。

・養殖魚への飼料、薬剤や水質環境の悪化

畜産動物同様、養殖魚への飼料や薬品についても、食品となった場合の安全性が問題になる。
また、工場排水付近でとれた魚が有害な物質に汚染されていないかなどの問題もある。

・防疫上の処理と安全性

輸入農産物は付着する虫やその卵を殺すため、くん蒸などの処置をほどこされるが、このときの薬剤の残留問題。
以上の問題点を見てもわかるとおり、添加物が恐いから天然素材を使って白分で作ろうと思っても、結局その食品素材すべてがそれなりに問題を抱えているため、満足すべき安全性はなかなか得られないと
いうことです。日本という国が「食」の安全性という問題において相当危ない状態にあるということを、いま、消費者ひとりひとりが真剣に考えなければならないのではないでしょうか。

・容器・食器

食品添加物と包装容器は、実はかなり密接な関係をもっています。
包装がお粗末なものほど保存料、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤などの添加物が含まれている可能惟が高いのです。缶やビンは密閉度が高く、それだけ保存効果も高い容器です。しかし、ポリ袋などは小さな穴が開くこともあります。いきおい保存料の添加となります。保存効果が高い容器を使っていれば、添加物の量は減らせますがコストは高くなります。安い包装にするためには保存料を使わねばなりません。業者は安全性と売り上げを考え、どちらに重点をおくか決めるわけですが、やはり一部の体質の人に有害性があっても、大半の人に安全なら、少々添加物を入れてもコストを安くして売り上げを伸ばしたいと望むのがふつうです。私たちは、まず、そういった業者の考え方をよく理解しておく必要があります。
添加物とは関係なく、容器そのものの安全性の問題もあります。以前、食品などを包むラップの原料に、発ガン性の疑いのあるポリ塩化ビニリデンが使われていたことがあり、問題になりました。プラスチックから有害物質が溶け出ることもあります。プラスチックの原料である塩ビモノマーには発ガン性が認められています。また、プラスチック製造時に添加されるDOA(可塑剤の種)にも発ガン性があるといわれています。  
金属缶はスズが溶け出すので内面が樹脂で塗布されていますが、この塗布剤もプラスチックと同じで決して安全とはいえません。
数年前、テレビで割り箸から有毒物質が出たと問題になりましたが、割り箸の原料の木材にカビ防止として有毒な薬が塗布され、製品段階でも残留していたようです.特に輸入されるものは、現地でどんな薬剤が塗布されたのかわからず不安です。せっかく食品が安全に作られていても、包装容器や箸から有害物賃が溶け出すようでは何にもなりません。
              引用:著・体験を伝える会 食品・化粧品危険度チェックブック 情報センター出版局

●プラスチックはすべて疑ったほうがよい

 そのほかにもプラスチック添加剤で、内分泌撹乱物質作用があるものとしてリストアップされているものに、アジピン酸エステル類があります。脂肪酸エステルともいうこの添加剤は、塩ビや合成ゴムなどによく用いられる耐寒性可塑剤です。このアジペート類の代表格が、アジピン酸ジオクチル(DOA)で、塩ビ、スチロール、ニトロセルロースなどに添加されてますが、とくに塩ビで耐寒性可塑剤として利用されています。耐光性・耐熱性にもすぐれていることから、寒いところで用いるレザー、フィルム、シートなどによく使われています。
 アジピン酸ジイソデシル(DINA)もまた、塩ビによく用いられていますが、フタル酸エステルと併用されるケースが多くなっています。アジピン酸ジアルキル610(D610A)は、食品包装用の塩ビフィルム、耐寒性のレザー、フィルムなどに用いられています。
 そのほかにも内分泌撹乱物質としてリストアップされている添加剤には、難燃剤としてよく用いられるポリ臭化ビフェニール類(PBBs)、紫外線防止剤としてよく用いられるベンゾフェノン、安定剤や着色料などに用いられる水銀や鉛、カドミウムといった重金属化合物があります。
 プラスチックは、基本的に、添加剤を加えることで製品として成り立っています。添加剤を使っていないものは、ほんのわずかです。すべてを疑ってかかったほうがよいと思います。

抜粋:『ダイオキシンと環境ホルモン』(天笠啓祐著 日本消費者連盟発行)

  試 験 項 目 試 験 結 果
材 料 試 験 カドミウム 0.04ppm 限度以下(適合)
材 料 試 験 28.5ppm 限度以下(適合)
溶 出 試 験 重 金 属 限度以下(適合)
溶 出 試 験 過マンガン酸
カリウム消費量
0.3ppm  限度以下(適合)
溶 出 試 験 蒸発残留物 2.0ppm  限度以下(適合)

安全性の高いプラスチック?

森下家のプラスチック容器をメーカーにて取り寄せた溶出試験データです。
おかず容器:ポリプロピレン
水及び4%酢酸60℃ 30分

検査実施:財団法人日用品金属製品検査センター

●上記の内容通りのような結果です。重金属の数字か無いのがなお気になります。

戻る
前に戻る