有害電磁波とは
エコリフォームではどうにもなりませんが、有害電磁波のこともしっかりと考えましょう。
有害電磁波の記事（※以降電磁波とあらわす）
抜粋：朝日新聞 2002年 8月 24日掲載
高圧線近くで、小児白血病 3.8 倍
電磁波とは、高圧線などから出ている電気と磁気の波です。身体へのさまざまな有害性が世界中で指摘されています。
スウェーデンのカロリンスカ研究所はノーベル賞の審査を行なうほど権威ある研究機関。そこで二五年問かけて、国内の高圧線から 300メートル以内に住んでいる住民四三万人の健康調査を実施。その結果、高圧線から遠く、電磁波強度 1 ミリガウス(ｍG)以下のところに住んでいる子どもの自血病発症率を 1とすると、高圧線に近づくほど発症率は高くなり、3 ミリガウス以上では 3.8 倍になりました。これは約 15 万ボルト高圧線なら約 50メートル以内に相当します。
この研究にフィンランド、デンマークの国内調査を合わせた三国合同研究では、四ミリガウス以上では子どもの白血病は 6 倍、主要全体では 5.6 倍です(ノルディック報告)。
「実験室でガン細胞に電磁波を当てると、増殖スピードが 24 倍に！(米、L・フィリッブス医師)。電磁波は、猛烈にガンを悪化させることがわかります。
電磁波の生態障害の世界的権威 R・ベッカー博士は「高圧線の近くに住んでいる人ほど白殺が多い」（1979年）ことを証明しています。これは電磁波被曝が神経ホルモン、セロトニンの分泌を抑制するからです。
高圧線近くの学級閉鎖など急ピッチですすむ
ベッカー博士は「居住地域の安全基準は 0.1ミリガウス」といいます。これは電磁波研究者の間でも支持されています。 五〇万ボルト高圧線なら約一キロほど離れた距離です。
クリントン大統領も電磁波規制を公約。九五年、全米放射線防御委員会(NCRP)は「2ミリガウス以上の場所に学校、 託児所、 公園、 オフィスなどの建築禁止」 の勧告案を発表。
スウェーデンでも 2 ミリガウスを超える保育所や学校の閉鎖、 さらに高圧線撤去が急ピッチですすんでいます。ただし、それ以下でも「赤ちゃん、妊婦、老人などには有害の恐れ」はあるのです。
高圧線の近くには、家を建てない。これはもはや常識です。将来の不動産価値も下がる懸念があります。
放送タワーや電波タワー周辺も危険
